Fill-in
マシーンの先の金色のところをビットと言います。高速回転させたビットを爪の表面に当て、ジェルを削っていきます。ベースを一層残してジェルをオフすることを、マシーンフィルイン、マシーンオフなどと言います。こんな硬い金属で…爪を削っちゃわないの?って不安になりませんか?私も初めはそう思っていました。確かに、技術がきちんと身に付いていないと、自爪まで削ってしまいます。表面だけをきれいに削り取るにはとても高度な技術が必要です。それに、ビットは高速回転しているので、程よい力で爪に当てないと摩擦熱で熱っ!という事態になります。フェザータッチで優しくマシーンをかける必要があるのです。きちんとした技術があれば、マシーンオフはちっとも怖くありません。
では、マシーンオフをするメリットって…?それはジェルネイルをオフするときにアセトンを使わないということ。アセトンの使用は、実は爪にちょっと負担になるのです。アセトンを使うと、爪の表面の油分まで取り去ってしまうので、爪が乾燥してしまいます。爪の表面や皮膚が白くなってしまったり、爪が割れやすくなり二枚爪になったりします。他にも、爪の再生が遅くなったり、爪に亀裂が入ったりすることもあります。通常、オフをする時は、小さくカットしたコットンにアセトンを含ませて爪にのせ、アルミホイルで巻いてしばらく置くのが一般的です。コットンは必要最小限の大きさにしてなるべく皮膚に触れないように気をつけますが、ボウルにアセトンを入れ、その中に指先を浸けてオフするサロンもあるようです。これは負担が大きすぎますね。使用するアセトンも、100%ピュアなアセトンだと負担が大きくなります。保湿成分が入っているものだと負担は小さくなります。当サロンで必要に応じて使用しているのはバイオジェルのジェルリムーバーですが、爪や肌に優しい成分です。実際、肌に付いても白くなりません。
いずれにしても、このような爪への負担を減らすために、アセトン入りの商品を使う頻度を減らすことや、また、アセトンを使用後にオイルなどでしっかりと爪や爪周りのケアをすることが必要です。ですが、それならばいっそ、アセトンを使わない方法でジェルオフをしたらいいのでは?それがマシーンによるジェルオフなのです。マシーンでジェルオフすれば、アセトンによる負担はゼロにできる。それがマシーンオフのメリットです。
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